今年に入ってから、Mnet出演者の“人格”を問う問題に注目が集まっています。

少年24 の最新ニュースまとめ

数々のオーデションプログラムを展開することで有名なMnet。夢を追う“一般人”が多数出演する番組が多いことで、ひとりひとりの人格や過去までケアしきれないといった現状が浮き彫りになってきました。

2017年に入ってたったの3か月という短い期間で、問題となった人物はすでに5名以上に上り、今後も増えるのではないかと懸念されています。

はじまりを告げたのは現在放送中の高校生ラッパーサバイバル「高校ラッパー」に出演したチャン・ヨンジュンでした。並々ならぬ実力を見せつけた彼ですが、テレビでクローズアップされたことで、彼の過去の暴力問題や異性問題が浮上。被害者や当時の彼を知る人々が声を上げたために、彼は謝罪をし、番組を降板しました。しかし、そんな彼も近々放送予定の「SHOW ME THE MONEY6」に出演する意思があることを明かしました。

同様に「高校ラッパー」に挑戦したヤン・ホンウォンも未成年者でありながら酒・タバコといった不良行為と暴力行為が取り沙汰されましたが、こちらは降板しませんでした。

続いては、昨年放送され人気を呼んだ「少年24」に出演したイ・ファヨンです。彼は練習生という身分で番組に出演し、人気を集めた人物でしたが、人気上昇と同時に行うようになったファンミーティングなどの場において感じたファンらに対する誹謗中傷が録音された音声ファイルが出回ったために、グループから脱退しました。

「少年24」に関しては、先日もメンバーのチン・ソンホが過去のいじめ問題が取り沙汰され、同様にグループから脱退しました。

問題は、近々初放送を控えている新番組「PRODUCE101」シーズン2の参加者たちです。まだ放送をしていないにも関わらず、挑戦者のプロフィールが公開されただけで、彼らの過去が“通報される”状態に陥っています。

代表的なのは、「フェイスブックスター」として名高いイケメン男子チョン・ジュンチの異性問題、そして、プロフィール映像で青唐辛子を“爆食い”して話題を集めたハン・ジョンヨンのいじめ問題、爽やかな済州島の少年として登場したチュ・ハクニョンのいじめ、差別問題。どれも、被害者が声を上げたからこそ発覚したケースですが、当事者としては加害者である彼らがテレビで活躍する姿なんて見たくないものでしょう。

まだ放送開始前の「PRODUCE101」がどのような対応を見せるのか注目が集まりますが、“誰でも参加できる”をスローガンに掲げる番組が多いMnetに懸念の声が多数寄せられているのが現状です。