期待の新作映画「VIP」が22日にクランクインしました。

俳優のチャン・ドンゴンを筆頭に、イ・ジョンソク、キム・ミョンミン、パク・フィスンなど華麗な出演陣の顔ぶれに期待が高まる作品です。

「VIP」は、去る17日に初めてとなる団体台本リーディングを行い、これとともに映画が無事に興行できるようにと祈る祭事も行われました。

台本リーディングでは本番さながらの迫力に満ちた演技を見せたかと思えば、休憩時間には和気あいあいとした楽しい時間を過ごしたといいます。

「VIP」のストーリーは、北朝鮮からやってきたVIPが連続殺人事件の容疑者とされ、そんな彼を追う捜査チームと国家情報院、北朝鮮秘密工作員、アメリカCIAが絡まり合って繰り広げられるといったもの。

劇中チャン・ドンゴンは、アメリカCIAと国情院を行き交う人物パク・ジェヒョクに扮します。キム・ミョンミンは警察官チェ・イドを演じ、北朝鮮工作員はパク・フィスンが、北朝鮮VIPはイ・ジョンソクが演じることになっています。


パク・フンジョン監督は「既存の犯罪映画にとらわれない、複合的な構図の映画を作りたい」と語り、「俳優たちの異なる顔が見られる機会になるだろう」と期待を高ぶらせています。

これに対し俳優陣の気持ちも明らかにされました。チャン・ドンゴンは「監督への信頼が大きい。一生懸命作品を完成させたい」と語り、キム・ミョンミンもまた「監督と一緒にできて嬉しい」と思いを語りました。

映画「VIP」で初めてとなる悪役に挑戦するイ・ジョンソクは「パク・フンジョン監督、先輩たちと一緒に作品ができることはVIP級に幸運です。(今までと)違う姿をお見せします」と覚悟を語りました。

「VIP」は、映画「新世界」や「不当取引」の脚本を書いたパク・フンジョン監督の次期作として話題を集める作品です。最高級キャスティングでも期待を集めていて、2017年の上映を目標にしています。