6日深夜放送の『伊集院光 深夜の馬鹿力』(TBSラジオ)で、タレントの伊集院光が、林家三平のスベり芸のすごさについて語った。

番組では、『ぽかぽか』(フジテレビ系)のゲストに三平が来たときの話となり、伊集院は「俺、これからクルのは、林家三平と見たんだよ。もうAIには無理だよ、あのつまらなさは。凄い」と明かし笑いを誘う。

伊集院は『ぽかぽか』での三平について「トークコーナーに一緒に僕もいたんですよ。え~もう三平君も芸歴何年ですか。30年とか多分ずっとテレビに出てると思うんですよ。でも、毎回新鮮なザワザワ感みたいな(笑)」と語った。

どうやら、いわゆるスベリ芸ではないようで、伊集院は「なんつったらいいのかな、場数を踏んでいくとさ、スベってる人でも、そのスベリの対応ができるようになったり、スベリ芸として昇華していったりとかするじゃんか‥ え~っと30年前のあのときぐらいザワザワするスベリ方していくんだよね」と落語家駆け出しの頃のスベりぶりを今でも見せていると説明。『ぽかぽか』のMCであるハライチもそのスベりへの対応に困っていたそうだ。

スベり芸といえば、ますだおかだ・岡田圭右が有名だが、伊集院は「例えばね、岡田くんは、もう全てを掌握した上で、ある意味、『これをまず喰らえ!』っていう形で、めちゃめちゃスベるやついくじゃん。でいて、周りの反応をいっぱい見て、スベった上で反応を見て、数パターンやり方ありますっていう‥ある意味、もうスベリ芸の向こう側に行ってる人じゃんか」と岡田の芸風について説明した。

それが、三平は全く違うそうで、伊集院は「(三平は)毎回ウケると思って言ってんだよ(笑)毎回。100パー、『ウケるっな』って、ウケなかったって反省の前に、『お客さんどうしたんですか?』みたいな‥」と話した。また、三平には弟子がひとりいるということで、「Wikipediaかなんかで見たら、お弟子さんいるっぽいんだけど、お弟子さんとの絡み、すげぇ見たいんだよね。どんな感じになってんのか」と話したが、ゲストに呼ぶのは大変そうなので嫌だと明かしたのだった。