KAT-TUNの亀梨和也が、映画「怪物の木こり」(三池崇史監督、12月1日公開)で主演を務めることを、各メディアが報じた。

2019年に「このミステリーがすごい!大賞」に輝いた倉井眉介氏の同名小説を映画化。凶器の斧で脳を奪い去る連続猟奇殺人事件が発生し、亀梨は次のターゲットとして狙われる弁護士の二宮彰役。

しかし、亀梨が演じる二宮は、犯人をも凌駕する“最狂サイコパス”という設定。追う者と追われる者が次々と入れ替わり、意表を突く展開が連続するサスペンスストーリーが描かれる。

共演は、連続殺人犯を追う警視庁のプロファイラ役を菜々緒、二宮の婚約者役を吉岡里帆がそれぞれ演じる。

亀梨は三池監督と初タッグ。撮影前に役作りについて話し合ったようで、「細かい表情や目の使い方を意識しました。『サイコパス』というワードは印象が強いのですが、過度に強い表現をしてしまわないよう、欲望を抑えながら演じました」と撮影を振り返った。

菜々緖は、「亀梨さんの持つ目力と役に入った時の雰囲気が、私が原作を読んだ時の彰そのもので、対面で芝居した時に体が震える感覚があったのを今でも覚えています」と称賛しているほど役に入り込んでいたようだ。

「これまで、映画もドラマも“どストレート”な正統派の役が多かった亀梨だが、事故物件住みます芸人・松原タニシによるノンフィクションを映画化した映画『事故物件 恐い間取り』(2020年)に主演したところ興行収入23.4億円のヒット作となった。『怪物の木こり』ではさらに新境地を開拓することになるが、役柄や作品の内容は大いに注目されることになるだろう」(芸能記者)

先ごろまでNHKで放送されていた主演ドラマ「正義の天秤 season2」では元外科医の肩書きを持つ弁護士役を熱演。新作ではこの作の要素にサイコパスの要素がプラスしたすごいキャラがスクリーンで見ることができそうだ。