人気アナウンサーであるオ・サンジンの正直な告白が視聴者の共感を呼んでいます。

3月26日に放送されたJTBC「違いの出るクラス」で愛国心について語ったオ・サンジンのエピソードが話題です。

彼はまず、国家というものが存在しない場合を想像してみました。「誰が自分を保護してくれ、安全を守ってくれるのでしょうか。愛国心は当然、あるべきだ」と語り始めました。

しかし、彼が大切に抱いている“愛国心”が揺れる瞬間があったと告白したのです。

それは彼がネパールへ海外ボランティアへ行った時のことでした。ネパールに到着するやいなや、7.8規模の大地震が現地を襲いました。


その時の様子を彼は「人々が死に、地面に埋もれていった。僕は奥地へ居たために帰りの飛行機に乗れるかどうかさえもわからなかった」と振り返りました。


緊急時のメールを受け取った彼は外交部に電話をしてみるものの、繋がらなかったといいます。やっとの思いで連絡がついたと思えば、国土交通部に問い合わせをしろという旨の返事が返ってきたのだそう。


韓国の外交部は他の国と大きく異なったといいます。まず中国から救援物資が届き、その後すぐにアメリカは国民たちを退避させました。


結局飛行機に乗ることができなかったオ・サンジンは「僕の努力で中国の広州まで行き、広州で新たにチケットを買ってから韓国へ帰ってきた」と明かしました。


当時を振り返った彼は、悲しい胸の内を告白しました。「国が自分の命と安全を最後まで守ってくれなかった。だから、愛国心が揺れてしまった」と語ったのでした。


彼の正直な告白に共感を示し、“愛国心”と“国の在り方”について今一度考える視聴者が多かったようです。