白湯が身体に良いということをご存知でしょうか?
白湯って、ただ温めただけのお湯のこと?栄養も何もないし、なにが身体にとって良い効果をもたらすのか想像もつかない、と、そう考えられてしまっても仕方がないほど、誰でも簡単に作ることができて身近な飲み物です。

ただのお湯と言って侮ってはいけません。白湯は、飲むタイミングや温度などで上手に使うと、体の中の余分なものを排出してくれ、身体のデトックス、ダイエットに役立つと言われています。

インドに生まれた健康法「アーユルヴェーダ」では、午前中は排出の時間と言われているそうです。この考え方に従って白湯を飲むのなら、朝起きたてのタイミングがベスト。朝食を摂るよりも先、朝起きて一番最初に、コップ一杯の白湯をゆっくり時間をかけて飲みましょう。湯気が立って少し熱いかな?と感じる程度のお湯を、ふーふーと冷ましながら少しずつゆっくりといただきます。

すると、それまで眠っていた内臓にスイッチが入って活動が始まります。飲んでいるうちに、お腹のあたりがホコホコと暖かくなってくるのが分かると思います。腸が動き出すと、自然と排出のための準備が整ってきます。スムーズなお通じが期待できるでしょう。

できれば三食の前、空腹時に毎回白湯をいただいてから食事をすると、胃腸が消化の準備に入るので内臓の負担を軽減することができ、食べ過ぎも防止してくれるそうです。白湯が用意できないときは、まず朝ごはんの汁物からいただくだけでも違いますよ。

冷え性の方は、夜寝る前に飲むのもオススメです。コップ一杯の白湯を飲み、お腹が暖かく感じられた状態で床につくと、寝ている間も身体が冷えにくくなります。

白湯を作るときは、できるだけ浄水器を通したものやミネラルウォーターなど純粋に近い水を使い、フツフツと沸騰してきたら10分程度、静かに沸騰させてさらに不純物を飛ばし、粗熱が取れたものを飲むようにします。

即効性はありませんが、一週間ほど続けてみると効果が出始めると思います。お金もかからず、いつでも手に入る白湯で、健康的な生活を始めてみませんか?