これからの季節、だんだん寒くなってくると、血行が悪くなり、それとともに肩こりや頭痛、冷え性などに悩まされる機会も多くなると思います。いろいろなサプリメントを試してみても、温まっている実感がない、即効性が期待できない、つい飲み忘れてしまう。なんてこともありますよね。

昔から、冷えや冷えからくる血行不良には生姜が良いと言われています。最近でも、冷え性の女性を中心にとても注目されている食材の一つです。ですがその多くは食べること中心です。身体の中から温める方法としては、食事で取り入れることが有効ですが、効果を実感するまでに少し時間がかかりますよね。

冷え切ってしまった足や、凝り固まってしまった肩を、今すぐに温めたいという時には、食べてから効果が出るまで待てない時もあると思います。

そんな時に試してみたいのが、生姜の温タオルです。
作り方は簡単、生姜のすりおろしをたっぷり作り負食ふなどの茶漉しパックに入れて、なるべく熱めのお湯に浮かべて生姜の成分を絞ります。そこへタオルを浸します。50~60度くらいのお湯で絞って、湯気の出たホカホカのまま、タオルを温めたい患部にのせてみてください。じわじわと温かさを感じられるはずです。

最初のうちは熱く感じられるかも知れませんが、それも一瞬です。載せているうちにタオルが暖かくなくなったな、と思ったらまた生姜汁のお湯に浸けて、絞りなおします。手で絞る時に熱いお湯で火傷をしないように注意しながら、患部に赤みがさしてホカホカしてくるまで、温タオルを繰り返しのせてください。回数を重ねる度に血流が改善に向かい、温感を帯びてくると思います。

とてもアナログな方法ですが、市販の温湿布などよりも身体の中から温めるので即効性があり、とっても気持ちが良いですよ。温タオルにすれば、直接患部に働きかける湿布としても作用してくれる生姜。食べるだけでは勿体ありません。ぜひ安くなっているときに買いだめして、冷え対策に活用してみてください。