韓国国内に張り巡らされている鉄道網で、根幹の役割を果たしているのがKTXです。
一方で、このKTXを補完する立場的なものがITXになります。
この2つ、名称が似ているので初めて来る人は間違えて購入してしまったり、ITXのほうが安いからと言って購入してしまったりするケースが多々あります。

KTXは、日本でいう新幹線であり、新線を走行します。
そのためソウルからプサンであれば2時間程度で結んでいますが、ITXは在来線を経由するので4時間以上かかります。

ITXは在来線の特急であり、KTXほどの時間短縮効果を見込めない近距離都市間輸送に便利な乗り物となっており、編成も短く、輸送量も小さいです。
価格が安いというメリットはありますが、同じ所要時間をかけるのであれば高速バスを利用した方が便利という人も多いです。

最近は、ネットで簡単にチケットをKTXもITXも購入できますが、検索をかけると両方が表示されてしまい、安い方を選択して失敗する人がいます。
所要時間や列車種別をしっかりと確認して予約しましょう。