今や私たちの生活に欠かせないパートナーともいえる、スマートフォン。
朝起きてまずすることは、スマホでSNSのチェックだ、という人も多いのではないでしょうか。

ほんの数年前は生活になかったものなのに、もはや生活の中心となっていることに違和感のある人もいるかもしれません。そんなあなたに提案したい、「ノースマホデイ」。忘れかけていた日常の過ごし方が、見えてくるかもしれません。


スマホなしでは、生きていけない!
スマートフォン依存症は、Wikipediaにも掲載されているほどメジャーで、意識している人も多い言葉です。一日の大部分をスマホの操作に費やしてしまう。そのことで様々な弊害を感じている人もいます。


大けがするかも!スマホ依存症の恐怖
スマホ依存症には、思わぬ弊害が隠れています。たとえば、片時も身から話すことができないため「歩きスマホ」をしている人を街中で見かけることも珍しくないでしょう。歩きスマホで転落・衝突などの事故があったニュースを覚えている人もいるかもしれません。


目が、指が…体のあちこちに異変が!?
大きな事故ではなくても、じわじわとスマートフォンが悪影響を与えていくことも。スマホを支えている小指が変形したというツイートが流れたり、ブルーライトの見すぎで目の疲れを訴える人や、スマホを使用するようになってから肩こりや首の痛みがひどくなったと訴える人もいます。


SNSにログインしてないと、なんか不安!
スマホ依存に一役買っているのはSNSやソーシャルゲーム。その中にコミュニティが生まれているので、いつもスマホでログインしてないと、仲間外れにされてしまうのでは…という恐怖心から、本当は見たいわけじゃないのに義務感でスマホを長時間手にしている人もいます。


できる範囲でやってみよう、「ノースマホデイ」
スマホを触りすぎている自分を変えたい。でも、いまさらスマホのない生活には戻れない。そんなあなたにおすすめなのが一日、もしくは半日だけスマホに触らない「ノースマホデイ」です。


ノースマホデイの事前準備
ノースマホデイは仕事の休日など、急な連絡が来る予定のない日に設定しましょう。SNSがどうしても気になってしまいそうな場合は、「○日はスマホがつながらない場所にいるので見られません」などとあらかじめ書き込みしておくと腹が据わります。言えるのなら、「ノースマホデイです」と言ってしまったほうが気楽ですね。


ノースマホデイのはじめかた
朝起きてから枕元にあるとつい触ってしまう場合があるので、あらかじめ寝室とは違う場所に置いておくと良いでしょう。依存度がそんなに高くない場合は、電話だけは出る、メールだけは返事する、でもそれ以外のことはしない、と決めてもいいかもしれません。メールのついでについ、ゲームをしてしまったり、ネットやSNSをしてしまう場合は、電源を落としてしまうのも一つの手です。


スマホがない日は、五感を使おう
一番簡単なのは、スマホを置いて出かけてしまうこと。アウトドアなど、五感をすべて使って楽しむ時間を取るのはいかがでしょうか。最近使っていなかった体の器官がよみがえるような、不思議な感覚を得られるかもしれません。

また、紙の本を読むというのもいいですね。電子書籍に頼りがちになっているかもしれませんが、紙のにおい、触感、めくるときの音など、静かな環境で感覚が研ぎ澄まされるのを感じることでしょう。


不思議な充足感に満たされる
歩きスマホをしないで歩く街は、いつもと違うように見えるかもしれません。何も変わらないようで、実は様々なところが変化していることに気づくでしょう。
人と会うときスマホを気にしないで済むと、会話に集中することができますね。また電車の中で多くの人がスマホを触っている姿を客観的にみることもまた、発見をもたらしてくれるかもしれません。


番外編 これなら簡単・スマホ依存症の荒療治
最近スマホを手放して、ガラケーとタブレットの二台もちをする人がひそかに増えています。これは、スマホ依存を解消するにも効果的。タブレットの見すぎだなーと思ったらその日は、ガラケーだけを持って外出すればよいのですから簡単です。仕事が不定期でいつ連絡があるかわからない人にも適しています。


まとめ
いかがでしょうか。小さい四角の画面を見ているだけで、世界のすべてとつながれるような感覚に、私たちはともすれば陥ってしまいがちです。でも、たまにはスマホを置いて街に出てみましょう。日々の小さな幸せに、気づけるかもしれません。


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