小麦や大麦、ライ麦などの麦類に含まれるタンパク質「グルテン」を食事から抜くことで、血糖値が下がり、ダイエットや老化防止に効果があると今話題です。ハリウッドセレブやモデルのローラさんもグルテンフリーダイエットをしているそうですよ。

グルテンとは、小麦を水で練ることでできるもので、私たちの体内の消化酵素では分解しきれません。分解しきれないものが体の中にたまるとアレルギーの元になったり、腸の粘膜に炎症を起こしてしまうことも。その結果肌荒れや肌老化の原因になるとも言われています。

グルテンフリーダイエットを始めると腸の粘膜が綺麗になり、血糖値を下げる「GLP-1」、食欲抑制ホルモンの「PYY」が正常に分泌されやすくなると血糖値が上がりにくくなり、その結果痩せやすい体質になります。





また、グルテンにより、慢性的な疲労感、下痢や便秘、肌荒れ、アトピー、ぜんそくなど、何らかの不調が出る症状を「グルテン過敏症」と呼びます。
小麦は日本の食卓に深く浸透し、意識しないでいると毎日のように食べてしまいます。
グルテン過敏症と気づかないまま、「なんとなく不調」と感じている人が潜在的にかなりいるのではないでしょうか。

美容系ユーチューバーの若い女の子が動画で「実はずっと肌荒れ(ニキビ)に悩んでいた」と告白して話題になりましたが、その子も実は「グルテン過敏症」だったようです。
エステに行ったりビタミン剤を服用したり、スキンケアも工夫に工夫を重ねても効果が出ず、ずっと悩んでいたのが、パンやピザやパスタ、うどんなど「なんとなくグルテンっぽいもの」をやめてから劇的に肌が綺麗になっていました。
その動画がこちら。→



アレルギーには、摂取後数分のうちに症状が現われる「即時型」と、時間が経ってから症状が現われる「遅延型」があります。
「小麦アレルギー」は即時型のアレルギーで、少量でも摂取すればすぐに発症します。アナフィラキシーショックになって入院、ひどいと死亡してしまうこともあるくらい重症になることもあるようです。
一方、「グルテン不耐症」は遅延型のため、数日、あるいは数年の積み重ねで症状が起こり、何が原因で不調が起きているのか本人も医師もわかりにくくなってしまうそう。




なんとなく体調が良くない。気分が沈みがち。偏頭痛がする。この頃肌荒れが気になる。便秘や下痢を繰り返しがち。生理痛が重い。そんなあなたは知らないうちに「グルテン過敏症」になっているのかも。

これはアレルギー検査などではわからないことも多いので、まずは2週間、試しにグルテンフリー生活を始めてみましょう。もし体に良い反応があったら、あなたは「グルテン過敏症」なのかもしれません。

グルテンが含まれている食事
・パン全般(米粉パンにもグルテンや小麦が使われていることが多くあります)
・小麦粉(強力粉、中力粉、薄力粉)、全粒粉、パン粉、麩
・うどん、ラーメン、パスタ、マカロニなど麺類全般
・揚げ物の衣、ハンバーグ(つなぎでパン粉を使用)
・餃子、中華まん、春巻、ピザ
・カレールウ、シチュールウ
・ケーキ、ドーナツ、クッキーなど小麦を使用した菓子類全般
・ベーコン、ウインナーなど、原材料に「小麦」が使われている肉加工品
・ビール、発泡酒、麦焼酎など、原材料に「麦類」が使われているアルコール類
・「十割そば」以外のそば
そのほか調味料にも含まれています。お試しなら、まずは明らかに「小麦」って感じるもの(パンやピザやパスタなど)を抜いてみてくださいね。

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