お弁当やおにぎり、朝食に欠かせない梅干し。常備しているという人も多いのではないでしょうか。もし自分でつくることができたら、安心ですし楽しそうですよね。意外に簡単に、そして作業内容も楽しいのが梅干し作り。ここでは梅干し作りの基本をまとめました。

梅干し作りに必要なもの
・梅
・塩(梅の18~20%)
・焼酎 適量
・梅をつける壺(密閉容器など)
・重石
・赤紫蘇
・平たいザルかお盆(干すときに使います)

梅の選び方
梅は、きれいで虫食いのないものを選びます。青梅だとカリカリとした梅干しに、黄色い梅だと柔らかい梅干しになりますので好みで使い分けましょう。

梅干しの漬け方
梅の「へそ」の部分を取り除き、きれいに洗います。
梅の表面に焼酎を付けてから、密閉容器に入れます。
容器の底一面に梅が置けたらその上に塩をかぶせ、また梅をその上に置いていきます。
梅→塩→梅→塩…と層になるように入れていき、上に重石を乗せておきます。

漬けた梅干しはどうなるの?
3日くらいで液体が上がってきます。この液体は「梅酢」とも呼ばれ、捨てずに保管しておくと食用酢やドレッシングに使えます。
梅が液体にひたひたにつかるまでつけておき、使ったら重石を外すなどして調整をし、一か月ほどつけたままにしておきます。

赤紫蘇を使うと色がきれいに!
1カ月ほどつけたところで、赤紫蘇を一緒につけ始めます。赤紫蘇の重量の18%の塩を用意し、その塩を大体3つに分けておきます。赤紫蘇を3分の1の塩を使っても見ます。あくが出てくるのでよく絞ります。都度ボウルを水で洗いながら、残り2回塩もみをして、あくを取り、絞っておいておきます。
塩もみした赤紫蘇はボウルに入れておきます。
梅酢を少し取り出して、赤紫蘇を入れたボウルに入れます。ぱっと赤紫の綺麗な色が広がります。
赤紫蘇と、ボウルに入れた梅酢を梅をつけていた壺に再度戻します。
赤紫蘇がなくても梅干しにはなりますが、色がきれいになり、作業もとても楽しいので取り入れてみてください。

干すのは土用の頃!
上記の手順を終えてから、梅雨明けまでずっとつけておきます。梅雨明けで、日照りが続くころ(土用とよばれるころです)に天気予報を見ておいて、3日間晴れそうな日に梅を干す予定をしておきましょう。
ざるやボウルなどにラップを敷き、梅同士がくっつかないように置き、天日干しをします。一日ごとに梅の表裏を返しましょう。3日干したらできあがり。しっかりつかったものは冷蔵庫で1年でも保存できます。

まとめ~注意したいこと~
意外に簡単に作れる梅干しですが、カビが生えやすい時期なので注意が必要です。白カビであれば、その部分を取り除くだけで大丈夫だといわれますが、青かびが発生すると危険です。発生しないように、つけておく場所の温度はなるべく涼しい場所を選び、毎日よく観察し、壺を揺らして梅酢を梅にかけておくようにするとカビ発生予防になります


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