大切な友人が困っているときには、何とか力になってあげたいもの。仕事や恋愛で行き詰った時、女性同士は特に友達同士で愚痴を言ったり、悩みを相談したりすることが活力のもとになることも。でも、意外に時間も取られるし気持ちも滅入ってしまうことがあるし、聴く方も楽ではありませんよね。ここでは、ちょっと大変な友達の愚痴に付き合う方法をお伝えします。

愚痴を言う人の心理
愚痴を言うという行為自体は、特別何の解決にもつながらない気がします。でも、悩んだ人はつい愚痴ったり、相談したりしてしまうもの。これにはどういうニーズがあるのでしょうか。それを探ることで聞き方もおのずとわかってきます。

辛さをわかってほしい
辛い思いをしたときは、一人で抱えているのが大きな負担になることも。そして辛く感じている自分がおかしいのか、自分の気持ちをわかってくれる人はいないのかと孤独を感じがちになってしまうことも。親しい人にその話をすれば、誰かが自分の気持ちをわかってくれるかもしれない、という心理が働きます。

客観的な視点で見直したい
誰かにつらいことを話すことで、一度自分の状況を客観視できます。話すだけで、自分のいる位置をなんとなく理解し、そこからどうしたらよいのかが見えてくる場合もあります。

誰かに寄りかかりたい
自分が、誰かに守ってもらえる存在であること、誰かには大切にされる存在であることを確かめたい。もし恋愛のトラブルに巻き込まれているとしたら、そのような心理が働き、誰かに話を聞いてもらいたいと思いがちなものです。

相手の気持ちを楽にする愚痴の利き方
上記のことから考えて、相手の気持ちを楽にするには、以下にあげるようなポイントを気を付けて愚痴をきいてあげたいものです。

共感してあげる
「あなたの気持ちわかるよ」と伝えてあげましょう。一人で抱えている重い荷物を、少し肩代わりしてもらえたような気持ちになって、それだけでも気分が楽になるものです。

アドバイスはしない
結局アドバイスをしても、実行するか否かはその人次第。アドバイスをしても「でも」「だって」と言われ続けて、アドバイスする側も疲労してしまう場合があります。相手には自分で乗り越えられる力があると信じて、アドバイスはいったん封印しましょう。相手から「どう思う?」と求められた場合だけ、「あくまで自分の意見だけど」というスタンスで伝えてあげましょう。

自分も辛くならない愚痴の聴き方
ポイントはわかりますが、聴いてばかりだと辛くなりますよね。しょっちゅう電話がかかってきたり、会うたびにその話だと滅入ってしまうもの。自分が辛くならないためにはどうしたらいいでしょう。

時間を区切る
しょっちゅう電話や「会いたい」などの要請が来る場合は、「○時までなら大丈夫だよ」とあらかじめ時間を区切っておくことが必要。また、相手のつらさに巻き込まれてしまうときには、「今日は会えないから、また電話やメールで話そうね」など、自分に都合のいいところで線引きをしてあげると良いでしょう。

時には突き放すことも必要
単なる依存関係になっていたり、長い時間をかけても結局前に進んでいないとき、相手はただ「悩むのが好き」な状態になっているのかもしれません。そんな時には心を鬼にして距離を置いたり、「あとは自分で考えられると思うよ」などの言葉で突き放してあげることも必要です。

まとめ
いかがでしょうか。共感してあげるのが一番の「聴き方」のコツではありますが、専門科でもない限りなかなか難しいものですね。共倒れにならないように気を付けながら、相手を信じて聴いてあげられるといいですね。


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