頑張っているのに誰も褒めてくれない…。そんな経験はありませんか?特に大人になってからだと、褒められることって少なくなりますよね。管理職についたらもっと褒められることなんてなく、褒める立場になるのでしょう。そんな時、周りにいる人の中でも大切にしなければならない人がいます。それは、見えない努力をねぎらってくれる人です。

人は、自分の見える範囲だけを認識して物事を判断しがちです。例えば、職場でイレギュラーなことが発生したとしましょう。その時に職場にいて対応できたのがたったの2人だとして、1人は外へ行って緊急事態を収めるべく動かなくてはならないとします。その後、職場へ人が出勤してきたとしたら、その緊急事態に対処している2人のうち、今職場にいる人の方をねぎらうでしょう。外にいる人は見えないのですから。




しかし、外にいる人の方がよほど頑張って事を収めていた場合、これではとても不公平ですよね。けれど、帰ってきた時には職場に人はおらず、次の日は休みで全くねぎらわれることなくその日が終わったとしたらどんな気分でしょうか。休み明けにはもうそのことは誰も覚えておらず、褒めてもらえるチャンスは逃すわけです。

このような時、きちんと「一番つらいことを頼んでしまったね」などとねぎらってくれる人が現れれば、とても大切にしなければなりません。見えないところのこともわかってくれている、そのような経験者だからこそわかってくれたのだ、そう思えれば今後もお付き合いしていくべき人でしょう。




中にはこんな経験をした女性もいました。いつも通り仕事をしていたところ、上司が気分が悪いと言い出し、救急車に乗車して一緒に病院まで行ったとのこと。結局命がけの手術となり、ご家族と合流してからもずっと見守っていて、意識が戻ってからは仕事の引き継ぎをしたのだとか。

けれど、結局ねぎらわれたのは職場に残って職場を切り盛りした人だけで、女性はどんな経験をしたか誰にも言えなかったそう。この場合、理解者がいればその人こそが大切にすべき人になりますね。

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