頭ではそこまで緊張しなくても良いとわかっていても、緊張してしまう時にはどうしようもありませんよね。飴を舐めるとマシになると言うものの、仕事のプレゼンテーションの場で飴は舐められなかったり、深呼吸をすると良いと言われても、あまり効果を実感できなかったり。そんな時に一番良い緊張をほぐす方法は、「集中すること」なんです。

ある一定以上の集中力を持って何かに取り組んだ時、その集中力は緊張を塗り替えます。皆さんにも同じような経験はありませんか?人前に出る緊張するシチュエーションで、いざ人前に出てやるべきことをこなそうと必死になっていたら、意外としっかりできたとか。あるいは、これからの会議に緊張していたけれど、それまで別の仕事をしていたらいつの間にか集中していて緊張を忘れていた瞬間があったとか。




緊張はしても、そのことに集中してしまえさえすれば実は案外大丈夫なものです。それを知っておくだけでも少し心は和らぐはず。本当は緊張するシチュエーションを何度も繰り返し、慣れるというのが一番確実な緊張を追いやる方法なのですが、それができないことも多々ありますからね。

あとは、緊張するのは緊張する出来事の前のみと強く意識することも大切です。集中してしまえばあとは何とかなるものなのですが、まだしてもいない未来のことを心配する予期不安が緊張を呼び起こします。




また、緊張するのは自分だけではないと意識することも有効ですね。実は緊張していても他人からはいたって普通、いつもの自分に思われていることが多いので、周りの人が緊張していることに気付かないことも多いです。つまり、緊張している人はその緊張を表に出さない、あるいは出せないだけなのです。

自分だけ緊張しやすくて嫌だなあと思うのではなく、知らないところであの人もあの人も緊張しているのだと思えば、劣等感もなくなり皆同じなんだという安心感が緊張を和らげてくれますよ?

(C)wowKorea