皆さんは、学校でこれを学びたかった!と思うようなことはありますか?今でこそネットで何でも調べられるようになりましたが、昔の人は大人になってから結構苦労したことでしょう。税金の具体的な種類や納め方、冠婚葬祭の準備や礼儀、給与明細の見方などなど、日常生活で必要なことは学校では何ひとつ教えてくれないからです。

上記以外にも、大人の教科書に載せてほしいという希望が多いのは、確定申告の必要性とその方法や、保険の種類と入り方、自動車を持った時に今後かかる経費、マイホームを購入する方法や住宅ローンについてなどなど、たくさんの学校で習わないことがあります。




生きていくには必要なことも多いので、すでに中学生でもこのことについて不安を感じている子もいます。「大人になったら皆が当たり前のように保険などに対応しているけれど、自分は習っていないからできない、どうしよう」という不安。この子は自分の親のしていることを見てそう思ったのです。

これからの子どもたちはデジタルネイティブなので調べることにかけては大人より優れていると言えます。しかし、生きることに本当に必要なことは自分で調べろと放置し、受験勉強に必要で人生で使わない知識は教えるという体制はいかがなものでしょうか。




ここで異議を唱えたところで学校の教育システムは変わりませんが、道徳などの時間を取るように、大人になってから困らない知識として教えてほしいですね。具体的な方法は忘れてしまっても、「世の中にはこういう仕組みがあるんだ」とフワッと覚えているだけで、困った時の助けになるはずです。

まだまだ人生これからだと、必要な時になってから調べることも多々あるでしょう。それで済むのなら良いのかもしれませんが、知らないと損をするようなことは先んじて知っておきたいもの。いざという時に利用できる補助金や助成金など、特にお金のことについては今から調べておいた方がこの先安心ですね。

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