ネットを使って情報収集をすることが圧倒的に多い世の中ですが、しかしそれは自分が求める情報を自分で探す方法です。一方で、地元紙などは新聞を購読していればついてきて、求めていないのに入ってくる情報になります。この地元紙に自分が載るとしたら嬉しいかもしれませんが、一方でリスクもあることを知っておきましょう。

地元紙は、地元の会社の一人をピックアップして記事にしたりと、取材をしにくることがあります。もし、あなたが会社で選ばれて、顔写真と名前、働いている会社を地元紙に載せられたらどうなるでしょう。




実際にあった例では、元ストーカーから連絡が入ったというトラブルを招いてしまったことがあるそうです。当然無視したものの、そこから再燃したようでいわゆるネットストーカー、ネトストされるようになってしまったとか。最終的には、金輪際、どのような理由があろうとも自分とかかわりを持ったらこちらもしかるべき行動をとると伝えて事なきを得たとのこと。

地元紙は、限られた地域の人の目にしか入らないため影響力が少ないと思われることもあるようですが、それは逆です。地元だからこそ狭いネットワークが働き、すぐに噂になります。そしてこれは前述したように、ネットでの情報収集と違い、その情報を求めていない人の目にも止まるので多大な宣伝効果があるのです。




特に顔写真は目立つので、普段文字は読まない人も、見知った顔があれば目が自然とそこに行ってしまいます。このような事情を踏まえた上で、それでも地元紙に顔写真や個人情報を載せてもいいと思えないと、リスクの方が大きくなります。

女性で、特に一人暮らしをしていると職場が誰かに特定されるだけでも危険になることはありますから、ネットで個人情報を出していないからと言って安心はできません。アナログな情報発信ツールだからと侮らず、その効果のほどを知った上で取材の了承を得るようにしましょう。これが最大の自衛になります。

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