「共依存」、これは、お互いに依存しあっているという意味です。実は最近、この共依存が親子に見られる例が多くなってきました。親離れできていない、子離れできていない、そんな状態が過剰になっているので、以下で紹介する出来事を知れば、びっくりする方もいるでしょう。いつか子どもがほしいと思っている方は特に、共依存にならないよう注意してくださいね。

まだ小学生など、小さい時に親が子どものことを気にかけるのは良いことでしょう。しかし、大学生になっても社会人になっても子どものことを意識しすぎる親は意外と多いです。子どもの進路を親が決めることはよくありますが、子どものバイト先まで親が決めてしまうこともあります。




驚くべきことは、それに対して子どもが何も嫌がっておらず、素直に従うことです。「親がいうからここにしました」と言い、自分の意思を持たない人が多くなっているのです。小さいころからずっと親のいう通りに生きてきて、途中でやりたいことが見つけられなかったらそうなってしまうのでしょう。

また、親はバイト先となるところに電話をし、詳しく聞かされていないからテストや面談の詳細をおしえてくださいと言うこともあります。普通、バイトのテストや面接というのは事前にその中身を教えないものですから、これは非常識な親でもあるということですね。自分の子どもだけ得をさせようという考えの持ち主です。




子どもを心配するあまり、このようなモンスターペアレントになってしまう親は案外少なくありません。子どもは生まれた瞬間から自分とは別人格で、意思のあるひとりの人間だということがわかっていないと子どもが可愛そうです。

途中、反抗期があればそこで親と話し合いの場ができるのですが、反抗するほどやりたいことがない場合はそのままずるずると共依存の関係を続けてしまいます。自分の意思で行動できるよう育てるのも親の責任であるので、育て方が大事なことはよくわかりますね。

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