都合よく考えることと言うとなんだかネガティブなイメージを持つ言葉のように思えますが、実は都合よく考える癖を付けるのは結構大事なことなのです。特に真面目で責任感が強い人には実行してもらいたいことなので、どうやったら嫌なことを良いこととして都合よく捉えられるかを考えていきます。

何か悪いことが起こった場合、イライラがなかなか収まらなかったり、ショック状態が長く続いたりしてつらいですよね。大きなことはそう簡単には変えられないかもしれませんが、小さなことなら考え方次第で都合よく考えられます。




例えば、思ったより貯金ができていなくて目標額に届かなかった月があったとしましょう。普通は反省して凹みますが、真面目な人であればあるほどそのショックや自分の至らなさにばかり目が行き、生きづらくなってしまいます。反省しすぎなのですね。そこは、最低限お金はあるのだし、貯金は0ではないことに焦点を当てて「まあ良し!」と考えてみてください。

彼氏からLINEの返信がなかなか来ないともやもやしますが、そんな時も、連絡が来なかったからいつも通話する時間を他のやるべきことに割けたのだと都合よく考えてみましょう。本来ならネガティブなことも、別の方向から見ればネガティブなことが起こったことでポジティブなことが起こったと考えることができます。




実際にこのように考えるのは難しく、癖にするためには何度も練習しなければなりません。一種の考え方のトレーニングですね。認知の仕方を変えることに慣れれば、ちょっと悪いことが起こってもメンタルが強くなるので生きやすくなります。

もともと性格が真面目で人より責任感を感じてしまう人にとっては、悪い出来事をなるべく都合よく考えることはとても重要です。逆にちゃらんぽらんな人が自分に都合よく物事を考えると余計に悪い方へ行くこともありますから、これは性格によって向き不向きがあると言えるでしょうね。

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