冬野菜の代表格ともいえる大根。
色々な食べ方がありますし、おいしいですよね。
栄養面で考えると生で食べるのと加熱して食べるの、どちらが良いのか気になるところです。
今回は大根の栄養面について考えてみましょう。

●大根を生で食べるメリット




大根は生で食べるとみずみずしさがあります。
大根おろしや大根サラダは定番ですよね。
大根おろしにすることで消化酵素のジアスターゼを摂取できます。
ジアスターゼはでんぷん質の消化に役立つので、ごはんの時に一緒に食べるのがおすすめ。
他にも辛味成分のイソチオシアネートは抗酸化作用が高い成分。
免疫力UPにも役立ちます。
ちなみにご紹介したジアスターゼとイソチオシアネートは熱に弱い成分なのです。
これらの成分を取り入れたいという場合は生で食べるようにしましょう。
ポイントは調理後、時間経過でイソチオシアネートの量が減っていくので食べる前にすりおろしたりカットした方が良いです。

●生食では炎症を抑える働きも!
大根の生食のメリットは他にも体の炎症を抑える働きがあります。
例えば風邪を引いた時にのどが痛くなる事がありますよね。
そんな時にはちみつ大根を作って食べると、のどの痛みの改善が期待できるといった話を聞いた事があると思います。
大根を刻んではちみつにつけておくだけなので手軽に作れるのが便利ですね。

●大根を加熱調理して食べるメリット




加熱調理した大根もおいしいですよね。
おでんや風呂吹き大根、煮物、おろし煮など。
ほっこり優しい味なので癒されます。
さて、生で食べた方が良いのでは?と思ってしまう大根ですが、水分が多いという特徴があります。
意外に生で食べると「身体を冷やす」作用がある事でも知られているのです。
なので、冬の寒い時期に大根サラダをたくさん食べると身体が冷えてしまう事もあるのです。
根菜は身体を温めるといわれているので、その点はご注意ください。
大根を加熱調理して温かい状態で食べる事で体が冷えるという心配はある程度回避できます。

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