ファッション界や食品業界などで、ここ最近本格的にサステナブルな活動が始まっています。
ところでみなさんは、「サステナブル」の意味をご存知ですか?

サステナブル(Sustainable)は、sustain(持続する)とable(~できる)を合わせた言葉で、「持続可能な」という意味です。
つまり、今世の中は「持続可能な社会」を目指して動き出しています。

動きが加速した背景には、2015年に国連で「SDGs(エス・ディー・ジーズ)-持続可能な開発目標」が採択されたことにあります。この中では、環境汚染や貧困、健康やジェンダー平等などさまざまな課題があげられ、2030年までに達成する目標が掲げられました。

それにはもちろん、大きな影響を及ぼす企業側の意識改革が大きなポイント。しかし同時に、私たちの個人の意識も変えていかなければ、サステナブルな社会は実現していきません。

そこで今回は、私たち女性が意識したいサスティナブルな活動のひとつ「つかう責任」についてピックアップしてみました。




SDGsの12項目目に掲げられているのが「つくる責任 つかう責任」です。
つくる責任は主に企業側が取り組むべき問題ですが、つかう責任は、まさに私たち個人に問われています。

すでに定着しているものでいうと、エコバッグもそのひとつ。使い捨てのレジ袋を使わず、何度も使えるエコバッグをつかうことでゴミの削減や海洋プラスチック問題に配慮することができます。




人気コスメブランド「コスメキッチン」では、2019年7月に100%海洋プラスチックごみでできたSustaina Bag(サスティナバッグ)の販売をスタートし、2020年1月16日からは新たにポーチが加わります。
こうした企業側の発信をしっかり受信して、よりサステナブルなアイテムを選ぶというのもひとつの方法ですよね。


そのほか、女性にとっておしゃれに欠かせない洋服やバッグなどのファッションアイテムもつかう責任を考えたい分野です。
ファストファッションの流行により、大量生産&大量消費、そして大量の廃棄が行われてきました。高級感に欠かせない“革”のために、動物が大量に処分されている現実も知らなければなりません。
また、洋服を作る過程で発生する汚染水が、自然を汚すなどの問題もあります。




こうしたファッションによる問題にいち早く取り組んだ「ステラ・マッカートニー」は、今ではサステナブルを代表するブランドです。レザーや毛皮を使わないほか、リサイクル素材を多用するなど時代をリードしています。

サステナブルなライフスタイルへのシフトは、容易なことではありません。でもそこは女性らしくしなやかに、未来を見据えた行動をしていきたいですよね!

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