肌の老化を加速させる紫外線「UV-A」と「UV-B」。さらに近年、肌へダメージを与えることがわかってきた可視光線や近赤外線。これら太陽光線は、肌老化の大きな原因となっています。

つまり若々しい美肌を保つには、この4つの光を防ぐことがカギ。
そのために必須なのが、日焼け止めです。
ただ、たくさんの種類があるため、何を選べばいいのか、どんな効果があるのか、いまいち分からないという人もいるのでは?

そこで今回は、日焼け止めに必ずと言っていいほど表記してある「SPF」と「PA」の効果など、選び方について解説します!


◆UV-Bを防ぐ効果があるのがSPF




日焼けで肌が赤くなるなどの炎症を起こしたり、メラノサイトにダメージを与えてメラニン色素を増やしたりするUV-B。この紫外線を防ぐ効果を示すのがSPFの値です。
1~50の数値で表され、50以上の値は「50+」と表記されています。値が高いほど、長い時間UV-Bを防止してくれます。


◆UV-Aを防ぐのがPA
波長が長く、肌の真皮層に達してコラーゲンやエラスチンにダメージを与えてしまうのがUV-A。急激な影響はないものの、じわじわとダメージを受けることでシワやたるみなど、肌の老化の原因になります。

こうしたUV-Aから肌を守る効果を表すのがPAです。
「+」の4段階で表記されており、「++++」が最も高い値。高いほどUV-Aを防ぐ効果が高いことを表しています。


◆SPFとPAはどのくらいの値が必要?




SPFとPA、どちらも高い値のものを使っておけば安心!と、数値ばかりを気にしている人も多いはず。でも、紫外線防止効果が高いと肌に負担がかかる場合もあります。
今は、高い数値を保ちながらも肌への負担を減らすさまざまな工夫がなされていますが、日焼け止めはシーンに応じて使い分けるのがおすすめです。

日常的には、「SPF15~20・PA++」くらいで十分。長時間の外出やウォーキングには「SPF30~40・PA+++」くらいを。炎天下でのレジャーやマリンスポーツには、「SPF50・PA++++」あると安心です。


◆さらにあると安心なのは?




近年肌の老化の原因として注目されているのが、紫外線と同じく太陽光線に含まれる可視光線や近赤外線です。
これらはUV-Aよりもさらに長い波長をもっており、真皮層を通り越して皮下組織や筋膜にダメージを与えると言われています。
深いシワなどの原因と考えられるため、日焼け止めに「ブルーライト」や「近赤外線」などを防止する効果もあれば完璧です。

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