安全性が気になる人向け日焼け止め♡ノンケミカルの成分を徹底解説

2020/03/19 07:00 コメント

紫外線による肌への影響を考えれば、日焼け止めは毎日使用したいもの。一方で、日焼け止めによる肌への負担や、安全性も気になりますよね。
とくに敏感肌の人は、日焼け止めが肌荒れの原因になることもあるため、紫外線は防ぎたいけど日焼け止めが使えない…ということもあります。

このような敏感肌や、安全性が気になる人の選択肢として挙げられるのが「ノンケミカル（ミネラル）」タイプの日焼け止め。肌に刺激となる紫外線吸収剤よりも、肌への負担が少ないと言われる散乱剤を使用したタイプです。

◆紫外線散乱剤ってどんな成分？

紫外線散乱剤に使用されるのは、主に「酸化亜鉛」と「酸化チタン」。名前を聞くとケミカルっぽい雰囲気がありますが、これらは天然の鉱物（ミネラル）です。
紫外線散乱剤としては、このどちらか一方、もしくは両方が配合されています。

酸化亜鉛は、主にUV-Aを、酸化チタンはUV-Bを防ぐ目的で配合されることが多いようです。

◆ノンケミカルの日焼け止めで気になる「ナノ粒子」問題

酸化亜鉛や酸化チタンを日焼け止めに利用する場合、白浮きやきしみ感などの問題があります。
これらの問題を解決すべく、日焼け止めには酸化亜鉛や酸化チタンを「ナノ（微粒子）化」したものが多く使われます。

ここで懸念されているのが、粒子が細かいことによる体内への浸透の可能性。とくにパウダータイプなどは、吸い込むことでの影響も心配されています。
現段階では、化粧品に利用する上での安全性には問題がないとされていますが、不安視する声もあります。

そのため、最近では「ナノ粒子不使用」の日焼け止めが登場しています。
気になる人は、「ナノ粒子不使用」「ノンナノ」などの日焼け止めを探してみると良いでしょう。

◆「ナノ粒子不使用」だったとしても…？

酸化亜鉛や酸化チタンは、光を受けると強力な酸化力を発揮します。
肌の上で酸化する…？ご想像の通り、好ましくありません。

ただし一般的に日焼け止めなどに配合されている酸化亜鉛や酸化チタンには、酸化による影響を避けるためにコーティング処理が施されています。
が、中にはコーティングされていないものもあるようです。
本当に安全なものを求めるなら、コーティング処理がされているかどうかを確認するとよいでしょう。

さらにノンケミカルにこだわりたい場合、コーティング剤がケミカルの場合があるので困りものです。
とくにシリコンや合成ポリマーでのコーティングがされていないかは、チェックしたいポイントですね。