近年、入籍をしても引っ越ししないで別々に生活をする「別居婚」が増えています。
自由があり、仕事や趣味に集中できるライフスタイルですが、入籍後に引っ越ししない場合は必要な手続きなどあるのでしょうか?

入籍後に引っ越ししないからといって、婚姻届の書き方を変える必要はありません。
婚姻届に記入する夫婦の住所はそれぞれの居住地を、同居を始めた時期については別居をするので空欄で構いません。

このように婚姻届の書き方は特に変える部分はありませんが、入籍後に苗字が変わる場合は運転免許証、銀行口座の名義変更を行う必要があります。
また、入籍後しばらくして同居をすることになった場合、通常の引っ越しと同様14日以内に転居先で住民票の手続きを行います。




別居婚はその名の通り、入籍後に夫婦が離れて暮らすことです。
自由度はありますが、夫婦としての関わりを大切にするためにも、入籍後の決まりごとをつくっておくのがおすすめです。
後々揉めないためにも、別居婚をする前に決まりごとを考えておくのが良いでしょう。

入籍後、引っ越ししない別居婚にはどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか?

〇メリット

・恋人同士のような距離感で関われる
別居婚なら、お互いの生活に干渉することもなく、付き合っていたころと同じような距離感で関わることができます。

・自分の時間をキープできる
食事や寝る時間見るテレビなど別居婚なら自由に決められて、入籍後も自分の時間を大事にすることができます。

・仕事を続けられる
相手の男性の居住地に合わせて女性が転居すると、仕事が継続できないケースがあります。
別居婚なら、女性が正社員の仕事をやめなくてすみます。




〇デメリット

・気持ちが冷めた場合、別れにつながりやすい
相手への気持ちが冷めると、会わない頻度が増えて結果的に離婚につながりやすくなります。

・浮気の心配がある
一緒に暮らしていない分、浮気の心配はあります。
また、浮気をされていても実態が分かりづらいので、不安ばかりが募る可能性があるでしょう。


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